Art Funding

ドタバタしていてすっかり忘れ…後回しになっていました。

最近はクラウドファンディングがブームで、大きな資金が必要だけど、銀行から借り入れるのは厳しい場合の資金調達によく用いられています。

私は画家になりたいなと思った時に、絵で稼ぐなんて到底無理だからと投資の勉強も並行してやったのが功を奏して、幸い資金的にはそんなに困ってはいません。でも、ファンに応援して頂いている実感が欲しいなと思い、試しにAmazonのほしいものリストに絵具を入れてTwitterで支援を呼びかけてみました。絵具のチューブ1本なら送料込でもプチプラだし、支援したいと思って下さってる方も気軽に支援できますよね。それに、現金だと何に使ったか分かりませんが、絵具は絵を描くのに使うしかありませんし。

その結果…

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えーーーーーっ!!
うわーーーーーありがとうございますありがとうございます!!
びっくりしすぎてどうしていいか分かりません!

欲しい本数を言わなかったため、ものすごい旦那買いをしてくださった方まで現れて…今度から本数指定しますね。絵具は消耗品なので、継続してご支援賜れれば嬉しく存じます。

もうこうなったらいい絵を描くしかないですね!!!
頑張ります!!!


ところで、先日ふと思い立って将棋の羽生先生を描き始めて、アトリエがこんなことになってたんですよ。

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左が羽生先生、右が井山先生。

で、ある朝起きたらこのお二人が国民栄誉賞同時受賞のニュース。えええ…!?

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というわけでお祝いの葉書をお二人にお送りしました。
羽生先生の今年の一文字が最初「桃」に見えて、「えっ…桃? なんで? 桃が好きなのか? 何かの暗号?」と3分ぐらい考え込んでしまったのは内緒です。

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ナイフ遣いへの道

うちの師匠が賞を頂いたそうで、本当に嬉しいです。
ついでに師匠自慢をさせて頂きますと、先生は結構厳しく指導されるんですけど、生徒への愛が感じられて、叱られてもちょっと嬉しいんですよね。いつも私たちのことを考えていて下さっていて、たくさんある画集を見せて下さっては「こういう絵を描かなきゃいかん」とか仰っています。描いているところも惜しげもなく見せてくださいます。本当にひょんなことからご縁があって師事したのですが、いい先生に巡り会えたなあといつも感謝しています。

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最近の道具です。

子供が生まれてから筆を洗うのが大変になり、ナイフが使えないものかと模索してきましたが、前作からほぼ完全にナイフに移行しました。
絵具は少し増えましたが、見事に酸化鉄(土系顔料)です。

使っている絵具が土系顔料なので、ナイフの削れ方が半端じゃないです。絵を描かない方に分かるように説明すると、レンガでゴリゴリ削ってるようなものです。
なので時々金切鋏やグラインダーで形を整えます。左下二つは、元々小さな菱形のナイフだったのですが、もはや原型を留めていません。細部描写や絵具を混ぜ合わせるのに使っています。右の大きいのは広い面積を塗るのに使っています。左上の変わった形のは、地塗りをするのに使っています。

まだまだナイフの使い方に慣れているとは言えませんが、使いこなせるようになって、力強いタッチで表現したいなと思います。

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少し前の全体図。髪の毛は後から被せるため、塗り残してあります。

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コントラストを強くしたかったので、顔の左半分を暗くし、ようやく髪を被せました。
コントラストはこのぐらい強いほうがドラマティックになりますね。このヴァルールに合わせて、他の部分も塗り直していくことにします。
家族を描いていた頃と違い、まずい絵を描いてしまうと大変失礼なので気を引き締めて制作に臨んでいます。

応援して頂けると嬉しいです。

同人誌「七冠王」

Twitter で長々と予告しておりました同人誌「七冠王」をようやく完成させました。
販売サイトはこちらになります。

https://picoket.jp/circles/kymd72/

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表紙はこんな感じで表と裏が繋がっています。
大勢で作る同人誌だと、表表紙と裏表紙を別々の人が担当することが多く、こんなデザインは無理なのですが、せっかく一人で作るのだからと、こういうデザインにしてみました。

中身の見本も何ページか掲載していますので、もし気に入ったらお買い上げくださいね! お待ち申し上げております!

最後になりましたが、写真を提供して頂きました日本棋院、写真を撮影されたカメラマンのお二人、窓口となってくださった担当氏、執筆中に応援頂きました皆様に深く御礼申し上げます。

100号へ

やる気あんのかってぐらい間が開いてしまいました。
flickr には毎日のように何かをUPしていますし、遂に Behance にアカウントを取りました。絵をUPすればTwitterやfacebookに流れるようにしてあるので、まあそちらを見て頂ければ生存確認はできるかと…(笑)。

サイトの名前を、暫定的に適当な名前にしていたのですが、以前他所のブログサイトで使用していたタイトル「ルビコンの匙」が気に入っていたので、結局それに戻した格好です。タイトルだけではなんのブログだか分からなくなってしまいましたが…。

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習作でゴーサインが出たので100号に移ります。
いつも通り裏キャンにジェッソを3層塗り、木枠に張ります。

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ローアンバーの地塗りをします。いつもはキャンバスの目を残していたのですが、ナイフで描く場合は目を潰しておいたほうがいいことが分かったので、親の仇のように目を潰しました。途中ローアンバーとバーントアンバーを間違えて変なツートンカラーみたいになっちゃってますが気にしない気にしない(気にしろよ!)。

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あとはひたすらチョークで下描きをしていきます。
今回は日本理化学のスリムチョークという、直径が7mmのものを使っています。ヤナギの木炭の中細ぐらいに相当し、細かい部分も描きやすいです。

習作では元の写真に合わせて2点透視にしましたが、いざ100号に引き延ばしてみると2点透視にすると違和感が凄かったので1点透視に変更しました。大号数に拡大すると、習作では気づかなかった、少しでも変なところが拡大されることによって目立つようになるので、いまだにこんな途中変更をしてしまいます。まだまだ大号数に慣れていない証拠です…orz

最後の写真でキャンバスに文字が書き込んでありますが、教室で先生に質問するためのものです。
自分でも気になって「こういう風に変更したほうがいいかな」と思った点はすべてOKが出たのでこのまま着彩に入れることになりました。

あとは同人誌をさっさと片付けなければ…(汗)。

F30習作

前回から随分時間が経ってしまいましたが、ちゃんと制作は進んでいます。
ただ、途中で同人誌(井山裕太オンリー本)を作ろうと思い立ってしまい(笑)、そちらにかなり時間を割かれていますが、囲碁ファンなら「今年しかない!」という私の気持ち、分かって頂けますよね???

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家で描いたエスキースを先生にお見せしたところ、「真正面すぎて奥行感が分かりにくい、今いくつかエスキースを描いてみて」と言われました。それで描いたのがこの3案。

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結局、3つ目の案が採用ということになりました。

これを元にF30のキャンバスに習作を描きます。私はエスキースからいきなり100号を描くことはまだ怖くてできません(笑)。なぜF30かというと、小号数の中ではF30が一番F100と縦横比が近いからです。

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艶引けしたところと、塗りたてのところが混在して見づらいですね、すみません。
眼鏡とホクロ(重要!)は最後に描くのでまだ描き込んでいません。

元の写真がNHK杯の決勝なので、緑色の机(?)を入れようとすると、思い切って右に寄せた三角構図になりました。先生からも「面白い構図でいいんじゃないか」ということでOKを頂きました。ただ、手が両手とも同じような形なので、左手の形を変え、盤面が真っ平で全く見えないのが不自然なのでもう少しパースを付けるように指摘されました。

この習作を元にF100の本制作に取り掛かります。習作は、人に見せるものではないので、100号を描き進めるうちに「ここはこうしたほうがいいかな…」等と悩んだらまずこれで実験します。いきなり100号で実験して失敗すると目も当てられない状況になってしまいますので…。

先生がいつも「有名人なのがちょっとなあ…」と仰るのですが、あの、あなた最初写真見て「羽生さん」って仰いましたよね!? (相当根に持ってる)

同人誌予約者リスト

このリストに載っている方を優先して販売致します。
欲しいと思ってるのにこの中に名前がない方はご連絡ください。
よろしくお願い致します。

【注意事項】少部数発行となりますので、一般的な同人誌より高めの値段設定となります。
現在の予定ではA5本文16ページ、送料込で千円です。
ちょっと高すぎる、あるいは欲しかったけれど時期を逃して入手できなかった方のために、発行から3か月後ぐらいにPDFの無料配布を予定しています。それでも紙の本が欲しいという方のみご予約をお願いいたします。

リプライをくれた方
オジサン‏ @osajii56 さん *2
keiko‏ @quatrze さん *2
タケフさんが通る @takefusan さん
mutsuko‏ @mutsuko_kyoto さん
ざる碁○ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ●‏ @zarugo1515 さん
ゆう‏ @yuu0000013 さん
つちだきょうこ‏ @kyonchn さん
かさじぞう‏ @jizou4152 さん
まさこ‏ @mw_0912 さん
沙耶‏ @saya_fly さん
荘田茜‏ @akane_soda さん
ジャスミン‏ @jasmine_64 さん
こてふトナル‏ @gofukutea さん
もろき @moromoroki さん

いいねしてくれた方
みず -Mizu- @Creator_Mizu さん
NASU @vitaminBDU100 さん
陽菜莉 @hinarin8888 さん
さだ @sada0324 さん
計4部

贈呈・保存
六冠
石井先生
私が以前習ってた先生
ばっは子さん
担当氏
自分の分
計6部

合計23部

バカも極めりゃ山さえ動く

この前出品したばかりですが、頭の中はもう来年のことでいっぱいです。
関係者の多大なるご協力のお陰で、遂に井山六冠を描かせて頂く運びになりました。
ご協力を賜りました日本棋院の職員の皆様に厚く御礼申し上げます。

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Twitterでの応援にお応えして、今回は制作過程を見せて行こうと思います。
ラフ。普段はもっといい加減なのですが、人に見せる必要がありましたので比較的まともに描いています。

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元画像 (日本棋院から使用許諾を得ています) はタイトル戦の写真なのでスーツ姿、脇息が手前にあり邪魔、レンズが広角、などの理由から、私がロンTとジーパンで六冠になりきって自撮りをします。ご自宅で研究されている姿にしたかったので…。
2枚に分かれているのは標準レンズでは1枚に収めることが難しかったから(これ四畳半の部屋なんですよ…)。傾いてるのは息子が保育園から帰ってくるまでに済まさなきゃと大慌てで撮ったからです(笑)。まあこれが作品じゃないので…。
何が辛かったって、男装用の胸を潰すコルセットのようなものを装着して撮影したのですが、いくら貧乳でも「あるものをなかったことにする」のは結構苦しかったです(苦労したとこ、そこ!?)。なお、なんで夫に頼まなかったのかと言うと、夫は体つきが結構がっしりしていて、男性にしては華奢な六冠になりきって貰うのは厳しいと判断したからです。

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エスキース。元画像と総合してご自宅で研究されている場面を捏造します(笑)。

ところがこれを先生にお見せしたところ、「良くないねえ」と一蹴されました…。ま、よくあることですけど。
もしこの案でいくなら、縦構図にして盤の上辺と六冠の腰から後ろは切れている構図の方が良いとのこと。
言われてみればそうか…って思うのですが、頭を冷やして考え直します。

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使用許諾を得ている写真はもう一枚あるので、ラフを描きます。
思いきって横構図にしてみたけどどうかな…。

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それを元に自撮りをします。
こうなると足つき碁盤が欲しくなりますねえ。古道具屋さんやオークションで地道に探しましょうかね。

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盤をどけた絵も撮っておきます。
それにしてもスーツがシワだらけ。六冠のスーツにはあまりシワが入っておらず、「これがオーダーと吊るしの差か…」などとしょうもないことに感動したりして。中身が細いってことにしといてくださいwww

これらの写真を元に再度エスキースを描き直し、先生にチェックして頂きます。
パスすると良いのですが…。
そしてこちらの構図を採用することになった場合、膝から崩れ落ちて号泣する担当の方の姿が目に浮かびます…。


六冠を描きたい、という思いは、ずいぶん前からありました。ただ、畏れ多くてとても今の自分には描けない、という気持ちの方が勝ってしまい、まさに「その発想はなかった!」という感じ。

転機となったのがこれ。

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ビッグコミックの表紙です。気に入りすぎて3冊も買ってしまいました。

そして、主に将棋の棋士を描いておられる荒川由貴さんの存在を知ったこと。

この辺りで(もちろんお二人には到底及びませんが)「もしかして私も描いていいのかな…」という思いが芽生え始めます。思い立ったら我慢していられない性格なので、すぐさま日本棋院にお電話しました。でも慣れないことをしたものだからあわあわしちゃって、最初に電話を取ってくださった方は「え? 日本語が通じない…w」って感じでした。すみません…。
ここからの詳しい経緯は申し上げられませんが、私が六冠の大ファンであることをご存知の方がおられたおかげで、写真の使用許諾を頂くことが出来ました。本当にありがとうございます。

また、解剖学が専門だというフォロワーさんからも、ご協力を頂けることになりました。

Twitterの囲碁クラスタのフォロワーさんからも沢山の応援を頂いています。

我ながらバカだなーと思うんですけど、バカみたいな情熱をずっと持ち続けていると、こんなにも大勢の方に助けて頂けるんだなと、本気で感動しています。

こういうのを「カステラの法則」と言うそうですが、これ、単に「六冠を描きたい」と言い続けているだけでは駄目で、熱心に観戦しているとか、人体を描くために美術解剖学まで勉強しているとか、他にもデッサンや模写を頑張っているとか、そういうのを見ていてくれる人がいたから成ったことだと思っています。私の地道な努力を見ていてくれた皆様ありがとうございます。頑張って描かせて頂きますのでよろしくお願い致します。