虎の穴

虎の穴に篭っていました…(というほどでもないのですが)。


少し前のことになっちゃうんですが…。

阪急電鉄納涼囲碁まつり 琴棋ブログ
阪急電鉄納涼囲碁まつり 日本棋院関西総本部

刺身の件。ゆうたんってこんなベタなギャグ飛ばす人やったんや…www あの例の髪型の件以来、かなりの天然だと勝手に思ってたんですけど、やっぱり伊達に東大阪で20年も生きてないわ…www

と、楽しんでおいてなんですけど、しかもこれ毎年言ってるような気がするんですけど、このイベント休ませてあげられませんかね…毎年ものすごいハードスケジュールの合間に入ってて、バテやしないのかと…。無理だろうなあ…。

穴に篭ってる間に名人戦まで始まってしまいまして。
まあこのカードは気楽です。制作もちゃんとできる。最後まで楽しく観戦しますよー。


で、穴に篭ってなにをしていたかと言いますとですね、しっかり不透明に、筆のタッチを残して塗る練習をしていました。
今まで画用液の運用から塗り方から、その日の気分で適当にやっていて、ぬるぬると気持ち悪く塗り広げたりして、これは良くなかろうと思い始め…。
地塗りをしたベニヤ板や、描きかけで放置した絵で実験してるうちに時間が経ってしまいました。

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相変わらず写真が変ですが、どうにかうまくいったかなというのがこれ。
タッチをつけるために、少し使って長らく放置していたアルキド樹脂ペーストを使ってみました。
ただ、透明度が上がるうえに筆が重くなるので、使い切ったら補充しないかも…。絵具の中にも樹脂は含まれているし、それでちゃんとタッチがつくならあまり変に加えないほうがいいようにも思います。ちゃんとタッチをつけて塗れるようになるまでの助走ということで。


森之宮のアトリエ、4ヶ月の制作期間が終了し、産休に入りました。
次にあそこに行けるのはいつだろう…木曜日の自由制作日にはまだしばらく荷物を取りに行ったりする関係で行くことになるかと思いますが。

思えばあのタイミングであの場所に行けて本当によかったと思います。
私自身は、折角の環境を生かしきれたかというと、分不相応というか、もったいなかったかなと思いますが、他の方の制作に向かう態度を見られたことのほうが大きな収穫でした。
N展やH日会などの大きな団体公募に常連のように入選されている方ともなると、制作態度が全然違っていて。
いつも制作のことを考えているし、制作中心に生活していて。
気楽に楽しく絵具で遊んでいるだけの自分が恥ずかしくなるばかりでした。
同じ空気を吸って、少しはまじめになったかしらんと期待しています…。

あの雰囲気を忘れず、家でも制作していきたいと思います。
森之宮の皆様、あの場所を提供してくださっているAさん、本当にありがとうございました。
皆様の今後のご活躍をお祈りしております!

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静物画の巨匠 アンリ・ファンタン=ラトゥール

「誰がゆうたんを止めるのか!」みたいな状態になっていましたが、遂に止まりましたね…。
ストレートで碁聖を奪われた悔しさか、ものすごい迫力の碁でした。
七冠が消えてしまったのは残念ですが、一強というのもつまらないので(わがままなファンだw)、名人戦も楽しく観戦したいと思います。


最近は静物画に力を入れているからか、どこに何を見に行っても静物画が気になります。
なので少しばかり好きな画家について書いてみようと思います。
私は研究者や評論家ではありませんので、あくまで個人的な感想です。伝記や技法については正確な文献を当たってくださいませ。

いきなりそこから? って感じですが、アンリ・ファンタン=ラトゥールを取り上げようと思います。
彼は印象派の画家とも親しくしていましたが、印象派には行かないで、あくまで古典的な描き方をした人です。
実物は二点ほどしか見ていませんが、いずれも小品ながら強く印象に残っています。
最大の特徴はマチエールでしょうか。
おそらく鉛白を盛り上げて作ったと思われるマチエールが、モチーフの質感をよくあらわしています。
このため、特に細密に描いているわけでもないのに非常にリアルな印象を受けます。
こういうの、すごく好きなんですよ…自分が描くとついついのっぺり薄く塗ってしまうからかもしれません。
そしてその凸凹に、さっとグレーズをかけてふき取ったりして作ったなんとも言えない物質感…。
こっそり借りて、指で触れたくなってしまいます。デジタルには絶対にない、物質としての魅力です。
21世紀にアナログにこだわって制作するなら、こういう物質としての魅力のある作品を作りたいなあと、いつも思います。

2012-08-06 16

2012-08-13 16

固有色をしっかり乗せてみたものの、これでは寒色に倒れすぎで青いだけの絵になってしまいそうだったので、思い切ってライトレッド+ローアンバー+シルバーホワイトで全体を潰しました。なんだか変な色に見えますが、実物はもう少しきれいなサーモンピンクみたいな色です。
あらかじめどこかに赤いモチーフを配置すればよかったんでしょうけど…。
画面を一旦潰してしまうのはアトリエのFさんの真似。最初見たときは「えええFさんどうしちゃったの!?」と思ったものですが、潰したあと見違えるようによくなるのを何度も見ていて、これは盗んでみたいと…。Fさんのように大胆にはできませんでしたが、果たしてどうなるでしょう。

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静物画も、同じように寒色に倒れすぎになるので一旦潰しました。
古典の方がよくやっている、モチーフ毎に完成させていくような塗り方は私には合わないことが分かりました…。あれは混色が完璧だからこそできるのであって、その日の気分で適当に混ぜて色を作っちゃう人には無理。左の二つと右の二つのモチーフの色合いが違ってしまい、それをごまかす(?)ためもあって潰したようなものです。
思えば寒色に倒れることは最初から分かっていたわけですから、地塗りにライトレッドを混ぜて暖かい色にしておけばよかったかもしれません。何作かやってるうちに、もう少し能率のよい手順になっていくと期待します…。


あっ、時々いいねを頂きます。ありがとうございます。どうしたらいいかよく分かってなくて、なんのお礼もできませんが、ありがとうございます。

美術館の旅

団体公募で見に行ったのは日洋展。普段なら上の市立美術館も見て帰るのですが、暑くてしんどくて、まっすぐ帰ってしまいました。

そして週末は夫に有休を取ってもらって東京へ。
ベルリン国立美術館展@国立西洋美術館、国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展@Bunkamuraザ・ミュージアム。
余力があればバーン=ジョーンズ展も…と思っていたのですが、疲れすぎてはいけないと思い、この二館だけ観て帰りました。
普段なら、飲まず食わずでフラフラになりながら美術館をハシゴする弾丸ツアーなので、一日に一館ってものすごく贅沢でしたw

ベルリンは本当に凄かったです。質、量とも圧巻。来日したものだけでも凄いのだから本体がどれだけ凄いコレクションなのか想像もつかない。
特にルネサンス期のものがこんなに多いのは驚きです。デューラーとクラナッハ。
バロックはベラスケス、ジョルダーノ。レンブラントは二点あったけど、もしかしたらマウリッツハイスのほうがいいかもしれない。
シャルダンが一点だけあって、とても嬉しかったです。9月に来ますが、ひと月後に東京まで行くのはちょっと怖い…。
そして大量の素描があったのも嬉しかった。古典の巨匠の素描はそれだけで完成した作品としての魅力もあるし、絵を学ぶうえでも非常に重要だと思っています。

常設展も相変わらず素晴らしい。
アンリ・ファンタン・ラトゥールの静物画が心に沁みる。彼に限らず、古典の巨匠たちのリアルな絵は、最近の、写真を超えようとするかのような写実と違い、表面の凸凹などを逐一追いかけているわけではなく、マチエールや筆さばきで見せている。この作品も、果物の表面などは鉛白を相当盛り上げた形跡があり、それが果物や花びらの立体感につながっている。こういう、絵のうえでこう見せる、みたいな仕事が好きだ。
ハンマースホイもいい。静謐という言葉は彼のためにある。
私の好きな人をちゃんと仕入れておいてくれる西洋美術館が大好きだ。

レーピン展は、来年姫路に巡回するのですが、その頃には美術館どころではないため一緒に見てきました。
こちらも素晴らしい…。
すごく古典寄りの人だと思っていましたが、意外にも印象派の影響を受けたと思われる作品もあり、新しい面に触れられたように思います。
それにしてもレーピンに限らず巨匠たちは皆黒が美しい。こんな色が出せたら。

ベルリン展ではTwitterでいつも楽しく遊んでくれる友人たちと会うことができ(安産のお守りまで頂いてしまいました!)、本当に楽しかったです。
そしてこんな体でとても一人では行けないため、ずっと鞄持ちしてくれた夫に感謝です。

2012-08-02 16

固有色を乗せていきます。
基調色がここまで青に倒れていると、バーントシエナでもずいぶん赤く感じます。混色が難しい…。

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前回から少し進みました。モデリングの緑をちらちら見せるように塗りたいのだけど、とても難しい。

yutan

Twitterアイコンはこれで一旦お休みにします。