静物画の巨匠 アンリ・ファンタン=ラトゥール

「誰がゆうたんを止めるのか!」みたいな状態になっていましたが、遂に止まりましたね…。
ストレートで碁聖を奪われた悔しさか、ものすごい迫力の碁でした。
七冠が消えてしまったのは残念ですが、一強というのもつまらないので(わがままなファンだw)、名人戦も楽しく観戦したいと思います。


最近は静物画に力を入れているからか、どこに何を見に行っても静物画が気になります。
なので少しばかり好きな画家について書いてみようと思います。
私は研究者や評論家ではありませんので、あくまで個人的な感想です。伝記や技法については正確な文献を当たってくださいませ。

いきなりそこから? って感じですが、アンリ・ファンタン=ラトゥールを取り上げようと思います。
彼は印象派の画家とも親しくしていましたが、印象派には行かないで、あくまで古典的な描き方をした人です。
実物は二点ほどしか見ていませんが、いずれも小品ながら強く印象に残っています。
最大の特徴はマチエールでしょうか。
おそらく鉛白を盛り上げて作ったと思われるマチエールが、モチーフの質感をよくあらわしています。
このため、特に細密に描いているわけでもないのに非常にリアルな印象を受けます。
こういうの、すごく好きなんですよ…自分が描くとついついのっぺり薄く塗ってしまうからかもしれません。
そしてその凸凹に、さっとグレーズをかけてふき取ったりして作ったなんとも言えない物質感…。
こっそり借りて、指で触れたくなってしまいます。デジタルには絶対にない、物質としての魅力です。
21世紀にアナログにこだわって制作するなら、こういう物質としての魅力のある作品を作りたいなあと、いつも思います。

2012-08-06 16

2012-08-13 16

固有色をしっかり乗せてみたものの、これでは寒色に倒れすぎで青いだけの絵になってしまいそうだったので、思い切ってライトレッド+ローアンバー+シルバーホワイトで全体を潰しました。なんだか変な色に見えますが、実物はもう少しきれいなサーモンピンクみたいな色です。
あらかじめどこかに赤いモチーフを配置すればよかったんでしょうけど…。
画面を一旦潰してしまうのはアトリエのFさんの真似。最初見たときは「えええFさんどうしちゃったの!?」と思ったものですが、潰したあと見違えるようによくなるのを何度も見ていて、これは盗んでみたいと…。Fさんのように大胆にはできませんでしたが、果たしてどうなるでしょう。

IMG_1018

静物画も、同じように寒色に倒れすぎになるので一旦潰しました。
古典の方がよくやっている、モチーフ毎に完成させていくような塗り方は私には合わないことが分かりました…。あれは混色が完璧だからこそできるのであって、その日の気分で適当に混ぜて色を作っちゃう人には無理。左の二つと右の二つのモチーフの色合いが違ってしまい、それをごまかす(?)ためもあって潰したようなものです。
思えば寒色に倒れることは最初から分かっていたわけですから、地塗りにライトレッドを混ぜて暖かい色にしておけばよかったかもしれません。何作かやってるうちに、もう少し能率のよい手順になっていくと期待します…。


あっ、時々いいねを頂きます。ありがとうございます。どうしたらいいかよく分かってなくて、なんのお礼もできませんが、ありがとうございます。

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