HONE展

いつのやねん、って感じですが、2011年10月12日に成安造形芸術大学で見てきた、HONE展のときの写真です。
撮影可でしたので、ご好意に甘えてばんばん撮ってしまいました。

展覧会を企画された小田隆先生と、ほんの短い時間でしたがお会いして、お話を伺うことができました。
その際に、「『こういう作品にするんだ』という強い意志を持って制作しないといけないよ」と言われました。
いつもふらふらと迷いながら制作している私にとって、大切な言葉になっています。

「写真を撮ったらブログとかSNSにUPして宣伝してね!」と言われていたのに今頃整理しててほんとうにすみません…。
HONE展は終わってしまいましたが、公開講座などもときどき開催されているので、是非大学を訪れてみてください。

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静物画の巨匠 シャルダン

王座戦のほうは、はねっちに勝ちましたね。やられっぱなしじゃないのよ!
これは面白いカードになりました。5連覇(名誉王座)のかかる男と5冠のかかる男の戦い! 今から鼻息荒く楽しみにしております フンスフンス


シャルダンが…日本に来ていますね…こんな体じゃなかったら飛んで見に行ったのに!
図録は送って頂こうと思っています。電話が嫌いでまだかけてないという…w

てことで今回はシャルダン。

ロココという時代にあって、華やかさから少し距離を置いた画風のシャルダン。
風俗画もたくさん描いていますが、比較的上流階級の人を描きながら華やかというよりはもの静か。
静物画は、それほど貴重なものを描いているわけでもなく、骸骨もなく、ヴァニタスとしての性質が殆ど感じられない。
全体的に特に宗教性や寓意も強くなく、静謐で、とても好きな画家の一人です。

芸術性と、モチーフに込められた意味は、切り離して見なければいけないのですが、やはりちょっと気にはなるのですよ。
その意味で、フェルメールなどは寓意性がちょっときついかな、と思ってしまうことがあるんですよね。
シャルダンはそういうのがなくて、純粋に人物画や静物画として見ることができる、希少な画家です。

そして画面に流れる静かな時間…。
とても地味だけど、他の画家の絵と並べると、すいっと見過ごしてしまいそうになるけれど、戻ってきていつまでも見ていられるのはこういう絵。

きっとずっと大好きなシャルダン。また20年後ぐらいに日本に来てください。待っています。
今回シャルダン展を企画・開催してくださった関係者の皆様に心からお礼を申し上げます。


…そのあとに自分のを持ってくるの、めっちゃ恥ずかしいなw

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全体的に寒色の地の上に描いていっているのですが、寒色の地は明るい画面のほうが向いているように思いますね。
思い切って一枚暗くしてみましたが、バロックのような暗い絵は、赤系の地に描くほうがよさそう。
伝統的な配色というのは、見慣れていて安心というのも含め、ちゃんと理由があるのだなと。
当時青は非常に高価か、褪色しやすいものしかなかった。
安価でふんだんに使える土系顔料を生かすには、暗くしたほうが雰囲気が出るというわけです。

逆に、印象派の絵が明るくなったのは、外光のもとで描くようになったのもあると思いますが、青系の色が工業的に安価に製造されるようになり、青がふんだんに使えるようになったため、それを生かす方法を模索するうちにそうなったのかもしれません。


診断メーカーで面白いお題を引き当てたので描いてみました。
土田さんっぽくなったのはたぶん目が細いからですね。腫れぼったい一重を描かせたらあの人の右に出る人はいないと思うw
大友さんの描く人物は、たいてい目がぱっちりしています。

診断メーカーっていつもは遊びっぽいんですが、今回は勉強になりました。
GENGA展の図録を引っぱり出して研究したりして。
模写じゃないけど、それでも本当に勉強になったので、勢いに乗って(?)シャルダンの模写でもやってみようかな…。

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乾燥日数実験

しっかり厚く、タッチをつけて塗るにあたって、どういう画用液を使って、どれくらいの厚さで塗ればまあどうにか翌日いっぱいぐらいで乾燥するのかなと思い、適当な実験をしてTwitterでつぶやいたところ、いつもお世話になってるドーナッツ王子 (@donuzium) さんから思いがけず「ぜひレポートを」というリプライを頂きまして。

最初に作ったテストピースは鉛白とローアンバーを混ぜていたうえに、画用液にもダンマル樹脂が入れてあったこともあり、超速乾性で、翌日にはシッカチフに関係なくバリッと乾燥してしまい、実験になりませんでした。
そこで、わざわざ乾燥の遅い絵具ばかりで改めてテストピースを作成し、実験しました。

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試した色はパーマネントホワイト(ホルベイン HOC)、ウルトラマリン(同)、アイボリブラック(ホルベイン 習作用、最初に買ったセットに入っていたものです、製品だとPOP油絵具?)。チューブに書いてある乾燥日数はそれぞれパーマネントホワイトが4日前後、ウルトラマリンとアイボリブラックが5日前後となっており、わりと遅いほうに属する絵具になります。

支持体は水性・油性両用カンヴァス。機械塗りの一般的なものです。

メディウムは、自製のサンシックンドリンシード(a)をベースにしています。これだけは画材屋さんで入手できないものですが、いたって普通の作り方をしているので、追試できるかと思います。
そこに、ペトロールのみ(b)を加えたものと、シッカチフ ブラン(ホルベイン)をペトロール(同)で半分に割ったもの(b’)を加えたものを用意しました。a:bとa:b’は同じ比率になるようにしたつもりですが、少量の液体を正確に量る道具がなく、目分量です。
普段はダンマル樹脂をわずかに加えますが、樹脂は乾燥を助けるので(酸化重合を促すわけではなく、溶剤が揮発してしまえばとりあえず固形になる)、シッカチフの実験には邪魔かと思い加えませんでした。

絵具を5mmほどパレットに出し、先ほど作成した画用液を2滴加えました。
画用液は描画にはかなり多いですが、絵具自体にも最初からシッカチフが入っているため、少なすぎては差が出ないのではないかと思い、ちょっと極端な量にしてみました。
これをナイフでよく練って支持体に厚く塗ります。普段ナイフで描画はしませんが、筆だとその都度洗うか、同じ太さの筆を揃えなければいけないなど同一条件に塗るのが難しいためです。
オイル過多とはいえ、盛り上げたエッジが出る程度には粘りがあります。

こういう実験で室温というと25度前後だと思うのですが、8月ということで30度ほどはある部屋のなかで放置。

結果は…。

シッカチフ有

  1. パーマネントホワイト : 2日
  2. ウルトラマリン : 5日
  3. アイボリブラック : 4日

シッカチフ無

  1. パーマネントホワイト : 3日
  2. ウルトラマリン : 5日
  3. アイボリブラック : 4日

予想通りの結果になったのはパーマネントホワイトだけで、ウルトラマリンとアイボリブラックはシッカチフの有無はあまり関係ない結果になってしまいました。ただ、オイル過多にもかかわらず、カタログスペックどおりに乾燥したわけで、サンシックンドリンシードとシッカチフの効果によるものでしょう。
ホルベインの白は、盛り上げたりする表現のためか、樹脂が多めに入れてあるように思うので、速く乾燥したのはそのせいもあるかもしれません。
実際にはここまでオイル過多にも、分厚くも塗らないので、乾燥の遅い色でももう少し早いだろうと思われます。

以上、いい加減ですが実験でした。