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100号制作過程:変態キャンバス作成

2013/11/20

絶賛放置状態ですみません。
100号に着手しました。備忘録として制作過程を書き留めていこうと思います。

F100木枠

木枠が届きました。運ぶ際に長手方向にも桟が通っているほうがいいかと思い、奮発してキの字の桟(三本桟)のものを買いました。

F100木枠

組み立てました。

ジェッソ塗りまくり

カンヴァスの裏(通称裏キャン)にジェッソを塗ります。
なんでこんなことをするかというと、油・アクリル両用キャンバスの表に塗ってあるのはチタン白とアクリルエマルジョンの下地で、吸収性が殆どないものです。
しかしジェッソはチタン白と炭酸カルシウムとアクリルエマルジョンであり、アブソルバンほどではありませんが吸収性があるからです。
アクリルなので巻いて保管できます。裏(元は表だった側)にアクリルが塗ってあるため、キャンバス裏のカビ防止にもなるというメリットもあります。
ちなみに文房堂とホルベインがアブソルバンを模した商品を作っていますが、巻いて保管するのは避けた方が無難なようです。

売ってるキャンバスをそのまま使う方が楽で安いのに、わざわざ手間をかけて作るキャンバスのことを勝手に「変態キャンバス」と呼んでいます。
私が作っているのはアクリルジェッソを塗っただけなのでプチ変態キャンバス程度でしょうか。
裏キャンや膠のみのキャンバスや生キャンにアブソルバンや半吸収性の下地を作るのは完全変態キャンバスでしょうかね(笑)。

100号張った

張りました。普通は張ってからジェッソを塗るようなのですが、私が買うような安い(≒薄い)キャンバスだと乾燥する時の布の縮みがきついと破れることがあるようなので、先に塗ってから張っています。

裏

裏キャンなので裏も白いです。

インプリマトゥーラ

ファンデーションホワイトに適当な絵具を混ぜて有色下地を作ります。
普段はローアンバーを使うのですが、今回はさすがに量が多いため、最近出番の少ない絵具を適当に混ぜて、緑がかった茶色にしました。

これで下地は完成です。次回よりチョークの下描きに入ります。

ところで私車持ってないんですよね。どうやって運ぶつもりなんでしょう(笑)。


デッサン

教室でのデッサン。先生が顔周辺を修正してくださったのですが、そのあたりだけ素晴らしくてもうなんだか愕然としますね…。


絵

年賀状、こんなペースで制作しててちゃんと送れるんでしょうか…。


ペンダント

ヤン・ファン・エイクがよく作品の額などに描いていたモットー(ALC IXH XAN 「我能う限り」)が好きすぎて、 hitoketa様 にペンダントを作って頂きました (Lは本当はΛ(ラムダ)のようですが、書体がないのでLで代用)。
ペンダントの字が目に入るたび、ヘントの祭壇画上段中央の人(神? キリスト?)に見つめられている気がして「変な絵は描けない!」と気が引き締まります。
無理な注文を聞いて頂いたhitoketa様、ありがとうございました。


この間に行った展覧会 : 生島絵画研究所展@ギャラリー御堂筋、蒼遊舎展@イロリムラ

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From → Art

2件のコメント
  1. いおぷ permalink

    裏キャンは目止めを施さなくて良いのでしょうか?

    • コメントありがとうございます。厳密には膠かジェルメディウムなどで目止めが必要ですが、ジェッソはそれほど吸油性が高くなく、何層か塗れば十分目止めとして機能すると思っています。現在描いた絵が10年くらい経ってボロボロになっていなければ大丈夫としてよいかと思います。確か、池田晴明先生は裏キャンにジェッソを10層塗ってやすりがけして使っておられたと思います。私は3層なので心許ないですが…。

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