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ハンマースホイ

2016/07/28

日洋展の大阪展も無事終了致しました。
暑い中、お越しいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

最近ちょっとハンマースホイがマイブームで、そんな感じの習作を描いてみようと(前回描きかけのやつはどうなったんや!)。

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ハンマースホイの画集をまじまじと見てみたところ、下地はあの色調からグレーかと勝手に想像していたのですが、褐色のようです。未完成の作品では肌にヴェルダッチョを施したものもあり、思っていたよりはるかに古典寄りの人のようです。
でもそれは全く無視して以前から試してみたかった黒の下地を施しました(えっ)。ローアンバーとマルスブラックを等量混ぜ、シッカチフブランを適量加えて作ります。ローアンバーがマンガンを含む酸化鉄、マルスブラックも酸化鉄なので無茶苦茶速く乾燥します。しかも吸油量が多いため、吸収性下地のように上層の油を吸ってくれるかなと。

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チョークの下描きが超やりやすい(笑)。まるで黒板のようです。

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予想的中。物凄く吸います。おかげで乾燥も速い。ただ、下地を塗ってすぐにエボーシュに入ったので、下地が完全に乾燥してから上層を塗るとどうなるかは、やってみないと分かりません。
白(アンダーペインティングホワイトとパーマネントホワイトを等量混ぜる)も、乾燥を速めるためにシッカチフブランと少量のローアンバーを加えてあります。

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あともう少しエボーシュをやってから固有色に入ろうかな、というところです。

油絵具が乾かなくて困っている人をよく見かけますが、画用液や顔料の特性を勉強しておくといいと思います。
シッカチフブラン(ホワイトシッカチーフ)+ローアンバーの組み合わせは最強なので下層におすすめです。上層はシッカチフブランのみで。
一般にはシッカチフと言えばシッカチフクルトレ(ブラウンシッカチーフ)を使う方の方が多いかと思いますが、ブランが内部からゆっくり乾燥させるのに対し、クルトレは外から急速に乾燥させます。なので外だけ乾いて中は生乾きになり、後々皺やクラックなどの事故が起きる可能性があります。というわけで、乾燥は遅いですが私はブラン派です。下層ならローアンバーのように乾燥を促進する絵具を適量混ぜるなどすればそれでもなんとかなるものです。

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いつもの美術解剖学。ブログの更新をちょっとサボるとあっという間に溜まりますね。

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From → Art

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